区切りと、つながり

年度末は、何かを新しく始める時期というより、
一度ほどいて、結び直すための時間のように感じることがあります。
それまで続けてきたことを少し整理して、
また次へとつなげていく。
そんな静かな区切りの時間です。

このリングのモチーフになっているリボンは、
まさにその「ほどく」と「結ぶ」を行き来する形でもあります。
リボンは、飾りとしての形であると同時に、
ほどくことも、また結び直すこともできるもの。
終わりを示す印というより、
次へとつながっていく途中の印のような存在です。
一年という時間をほどき、
また新しく結び直す。
来月でも、来年でもなく、
今の自分が選ぶこと。
その瞬間に結ばれたものは、
あとから振り返ったときに、
静かにその時間を思い出させてくれるものになります。

これは、がんばった証でも、
決意の印でもありません。
ただ、結んでおくだけ。
ほどけても、また結び直せばいい。
小さなリボンは、
そんな区切りとつながりをそっと形にしたモチーフです。

